悪質な業者による施工により雨漏りがしてしまい【日本瓦 葺き直し工事】を行いました。
下記写真(上3枚)のように棟瓦廻り(隅棟のし瓦、5寸丸瓦または、桟瓦)をシリコン材を使用して瓦を押さえる施工は、基本的に瓦工事では行いません。棟廻りは、ナンバン漆喰や銅線(ステンレス線)を使用して瓦を葺いていきます。シリコンを使用すると瓦の裏等に廻った水が抜けなくなってしまい、更に下葺き(防水紙)が劣化していると雨漏りがしてしまいます。悪質な業者には十分にご注意ください!!
今回は、棟廻り(本棟、隅棟)の瓦は全て新しい瓦に交換し、桟瓦(平瓦)等使用できる瓦は使用して葺き直しました。全ての桟瓦を一度取り外し、屋根の上で移動しながら、同時に下葺きの防水紙や瓦桟(胴縁材)を新しくしました。少し手間の掛かる工事ですが、使える瓦は使用しますので葺き替え(全て新しい瓦と交換)と違い材料費が軽減できます。現場は座間市、屋根勾配4寸、寄棟約12坪、瓦は日本瓦 青緑、2日間の工程で作業が終了しました。